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けんかをしたとき

けんかをしてしまったのですね。
あの人は全然わかってくれない、と腹を立てているのですね。
原因は何だったのでしょう。

あれほど激しいけんかをしたのに、落ち着いて考えてみると、その原因が明確に答えられない場合がありますね。
きっかけは大した事ではなかったのに、いつの間にか怒りがエスカレートしていって、ついには大喧嘩になってしまったというケースがあります。

なぜ人はけんかをしてしまうのでしょう?

本来は誰もが心の平安を求めているはずです。
誰とでも仲良くなれれば…。
争いのない世界に暮らしたい。
人と揉め事を起こしたいと望んでいる人はいません。
それでも日々私たちは小さな揉め事、大きな問題に心を痛めながら暮らしているのが現状なのです。

けんかは、日頃放出されきっていない、消化不良の心のマグマが、あることをきっかけに噴火した状態といってもいいでしょう。

まだ解決されていない心の問題があるとき、そして、その悩みからそろそろ解き放たれたいと願っているとき、けんかは小さなきっかけで始まるような気がします。
まるで、待っていたかのように。

そう、原因は未解決な心の問題である事が多いのです。

単純にあの人が憎いとか、嫌いというのなら、けんかをするよりも無視をする方が100倍も楽なはずです。けんかに要するエネルギーは大変なものだからです。

では、自分の気持ちをわかって欲しい!という願いから起こる、言い合いはどうしたら止められるのでしょうか?

感情にこれ以上アクセルを踏ませないように、ゆっくりと深呼吸をしてみましょう。
冷静になってその人がなぜこんなに怒っているのか[心の奥に存在する叫び]を感じてあげることが必要です。
「なんて失礼なんだ!」と怒る前に、相手の心の寂しさを感じてあげるのです。
突然投げ付けられたボールがお腹に当たって痛かったからと、今度は相手の顔を狙って投げ付け返すのは、あまりにも大人げない行為です。
相手が「参りました」と降参するまで投げつけるのは、どんなものでしょう。

けんかは勝者、敗者を決める道具ではないのです。
打ち負かしたところで、心の底から歓びがあなたを包んでくれるはずもありません。

もし、あなたがその不快な不協和音から脱出したいと望んでいるのなら、相手が何に対して敏感に反応しているのかを理解してあげることが第1のポイントです。
相手の立場になってイメージしてみるのです。

第2に、実はけんかをしてしまう時の大方の理由は自分の中にあるということを知っていて欲しいと思います。
不満だらけの相手の態度に原因があるのではなく、むしろ、そう思ってしまう自分自身の感じ方に原因がある場合が多いのです。
あなたの中に、まだ解決されていない何かが存在しているのでしょう。

相手を降参させる行為に夢中になるのではなく、その相手こそ、自分の未処理問題を映し出してくれている、大事な心の鏡だということを覚えていて欲しいと思います。

Chie

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