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孤独を感じたとき

生きてゆく中で、疎外感を感じたことのない人はいないでしょう。

周りだけ華やいで見えたり、自分を置き去りにして、周囲だけがどんどん先を行ってしまうという感覚に囚われたことは、誰でも何度かは体験していると思います。

取り残されてしまう。

「何とかしなくちゃ」という焦りばかりが先に立ち、慌ててする行いは、どれも空回り。

「私はひとりぼっちなんだ」という、空しさだけが覆う瞬間があります。

その思いを打ち消そうとすればするほど、感情は反してどんどん深い底なし沼にはまっていってしまう。
さらには、励まそうとしてくれている友達のやさしさに対しても、心がなかなか潤えず、挙句の果てにこんなことまで考えてしまう。

「表面的な励ましなんていらないし、誰とも関わり合いたくない」
「世の中の誰もが、私の今の思いなんて理解できるはずもない。決して誰も私を救えないのだから放っておいて欲しい」
「何のために生きているの?」

空しさはどこまでもあなたを追い詰め、あなただけ時間の流れが止まってしまったような錯覚すら感じてしまう。
いつになったら、この状態から脱することができるのでしょう。

そもそも人はなぜ疎外感、孤独感をこれほどまでに嫌うのでしょうか。
そう、問題はここにあるのです。
これらに対するあなたのイメージにこそ問題があるのです。

私たちは幼い頃から「周りに倣って」と言われ続けて来ました。
多数決の多い意見が常に正しいとされ、少数意見は相手にされませんでした。
突飛なことはともすれば自分勝手な行動と思われ、それは「してはいけない」行為として扱われてきました。
先生や親は「誰からも好かれる人気者」になるように願い、「あなたが無理しないでもいい人と、意味ある付き合いが出来るように」とは言ってくれませんでした。

このような環境のもとに、私たちはいつしか心の中に[ひとりになること=いけないこと、恥ずかしいこと][みんなと同じ状態でいれること=上手くいっている状態、幸せな状態]という式を植え付けてしまっているのです。

“ひとり”はあなたが思うように悪いことではありません。
みっともないことでも、人気がないことでも、落ちこぼれでもないのです。
逆に常に周りと足並み揃えて生きてゆく方が、どんなにか恐ろしいことでしょう。

同じ大きさ、同じ形、同じ色、同じ匂い、同じ味をしたものがベストなら、
“あなたがあなたでいる必要はない”のです。

生きるということは軍隊に入ることではないはずです。

あなたはあなたのリズムを大事にして、遅れをとったと思った時こそ、休むことで気が付く様々な事柄を、ここぞとばかりに蓄えていって下さい。

そして、世界中にたったひとつしかない「あなたという宝の石」を、自分のペースで磨いたり削ったりしながら、その形、輝きを整える楽しみを感じて欲しいと思います。

Chie

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