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不安になったとき

片翼をもぎとられている、という感覚に襲われたとき
私たちは急に不安になり、誰かを無性に求めたくなります。

失った穴を埋めたいという、純粋な欲求から沸き起こる感情。
ひとりでいることの寂しさが襲ってきて
あなたは懸命に失われた片翼を捜し始めます。

私の片翼はどこにあるのだろう?

あなたは大空を見上げてこう呟きます。
〝この広い世界のどこかに私のもうひとつの翼はあるはず。
それを見つけなければ、私はいつまでもここに留まっていなくてはならない。
翼さえ見つけられたなら飛べるのに…”

そしていつでも大丈夫なように準備を整え、あなたは待つのです。

早く来ないかな…、と。

若い頃は往々にして、たとえ表面上であっても寂しさを埋めてくれそうなものに走りがちです。
友達の数を増やすことに必死になってみたり、好きでもないことに時間を費やしては気持ちを紛らわしてみたり…。
手っ取り早く応急措置をとって、揺らいでいる不安を抑えようとします。

けれども、何度かそういうことを繰り返していくうちに
どうしてあいかわらずこの寂しさから解放されないのだろう?ということに気づき始めるのです。

二人になれさえすれば、この寂しさは消えると信じていたのに…
二人になっても消えない孤独感、二人になったからこそ生まれる寂しさというものがあることを、新たに知った人もいるでしょう。

いったい私の片翼はどこに行ってしまったのだろう?
だいたい、どこかにあるのだろうか?もしかしてないのかも知れない…。
なかなか思うように安心感が得られないと、気持ちはどんどん焦ってくるものです。

片翼はどこにあるのでしょう?

人は生まれた瞬間に、自らの意志で、片翼を箱に閉まって隠しておいているのです。
すべてが満ち足りている状態では、知り得ることができないさまざまな経験をするために、あえて見えないようにしているのです。

この世界でできるだけ多くの体験をさせるためであり、ない、と思わせることによって、あることの大切さ、有り難さに気づかせるためかもしれません。

そう、あなたが必死になって追い求めている片翼は
誰かのところにあるものではないのです。

この世に生を受けたときから、ずっとあなたは両翼を持っているのです。

無条件で自分を愛せたとき、
自分自身を信じられたとき、
何がなくても豊かであることに気がつけたとき
すべてが完璧であることを思い出したとき

忘れていたもうひとつの片翼を見つけることができるでしょう。

あなたは欠けているものなどひとつもない、
すべてを持っている完璧な存在だということを、どうぞ覚えていて下さい。

Chie

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